障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、障害のある人々の社会における「完全参加と平等」や「ノーマライゼーション」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。

1.障害者運動ならびに新たな連携への積極的な参加

1)国内的活動-関係団体・機関との連携活動等の推進

 第一次「アジア太平洋障害者の十年」の終了に伴って、「新障害者の十年推進会議」を発展的に改組し、民間団体の新たな連携を模索する動きが進展しつつある現在、連携に際しては、国連での障害者権利条約の採択促進や第二次「アジア太平洋障害者の十年」の推進等の国際的課題への取組みに重きを置くこととなるが、重点的な国内課題に関しても共通課題として取上げて行く必要がある。当協議会としても、これらの動きに積極的に関与し、可能な限り貢献していくことが求められる。

 また、障害者放送協議会をはじめ、各種の政府・民間の委員会等に役員・委員を派遣していくこととする。


2)国際的活動-国際交流事業の推進

 国内的活動に際し記した通り、障害者権利条約の採択促進ならびに第二次「アジア太平洋障害者の十年」の推進に重点を置くこととする。障害者権利条約については、国連の動向を注視しつつ、情報や・資料の収集に力を入れていくこととする。また、採択の促進のみならず、条約条項の質的向上を実現するために、わが国政府が積極的な役割を果たすよう、内閣府、外務省、厚生労働省に対して働きかけを強めていかなければならない。第二次「アジア太平洋障害者の十年」の推進については、本年度予定されている「シンガポールフォーラム」の成功に向けて当協議会会員に対して参加勧奨を積極的に行うとともに、当協議会会員の国際交流活動に協力していくこととする。

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