26年7月28日更新
JDサマーセミナー2026 アピール〇JDは7月23日、津久井やまゆり園事件から10年を振り返るセミナーを開き、アピールを発表しました。
アピール
分け隔てなく、安心して生きられる社会の実現を目指して
「2016年7月26日」、忘れられない日になっています。津久井やまゆり園でなんの抵抗もできない19人の命が奪われ、26人の障害のある人と職員を傷つけました。犯人は元職員でした。
あれから10年がたち、途中の2020年3月には裁判で犯人の死刑が確定しました。裁判が終わったのと同時に、事件は封印状態にあります。なぜ犯人は、障害者は生きていても仕方がないと考えるようになったのか、なぜ必要な命と不要な命を分ける優生思想を抱くようになったのか、何も解明されていません。やまゆり園事件は終わっていないのです。
私たちは、この事件をきっかけに、分け隔てないインクルーシブな社会をつくりたいと強く願ってきました。しかし、実現はほど遠い感じです。障害ゆえの不利益や差別はなくならず、「障害があると大変」「障害があるとかわいそう」といった優生思想に基づく差別や偏見はなくなりません。
一方で前進もありました。優生保護法裁判です。被害にあった人たちが、勇気を振り絞って国を訴え、2024年7月、最高裁は「この法律は作った時から憲法違反だった」として、国による謝罪や反省、補償が進みました。被害にあった人たちの声がまとまって国を動かしたのです。また、2022年9月、国連の障害者権利委員会は、国に対して優生思想及び非障害者優先主義に厳しく向き合うとともに、やまゆり園事件の見直しを勧告しました。
私たちは、やまゆり園事件を忘れません。この10年を機に改めて、「何がこの事件を引き起こしたのか」に迫り続けます。そして、分け隔てなく、誰もが安心して暮らせる社会の実現をめざして、みんなで手をつないでいきたいと思います。
2026年7月23日
JDサマーセミナー 津久井やまゆり園事件十年の節目に 参加者一同
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