障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、障害のある人々の社会における「完全参加と平等」や「ノーマライゼーション」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。

09年3月10日更新

ICF(国際生活機能分類)発表会のご案内

(厚生労働科学研究・障害保健福祉総合研究成果発表会)


当事者中心の「共通言語」と専門性向上の両面からの活用


  • Topic1 障害者権利条約から考える
  • Topic2 「介護」の専門性から考える

 ICF(国際生活機能分類)は単なる分類の道具ではなく、「生活機能」つまり「人が生きることの全体像」を、総合的にとらえ、それを関係者全員が理解し合うための「共通言語」です。この観点から最近のホットな話題である次の2つからICFについて論じます。


1.障害者権利条約

 わが国は2007年9月に国連の障害者権利条約に署名し、現在国会による批准が本格的に検討されています。この条約の中で障害の定義、統計の必要性等ICFを生かす点は多くあります。ICFは専門家中心のものではありません。当事者との共通言語のあり方も含め論じる予定です。



2.介護の専門性 不自由を助ける介護から“よくする介護”へ

 介護の専門性自体についての議論はいまだ不十分といえます。しかし介護の専門性を明確にし、専門性発揮にICFはとても効果的なツールです。介護福祉士のカリキュラムも大きく変わり、ICFの視点が重視されています。


会 期 平成21年3月26日(木) 9時15分~12時
会 場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
東京都千代田区九段北4-2-25 TEL 03-3261-9921
対象者 参加費無料 (事前の参加申込が必要です)
演 者
  • 上田  敏(日本障害者リハビリテーション協会顧問、元東京大学教授)
  • 藤井 克徳(日本障害者協議会常務理事)
  • 田中 雅子(元日本介護福祉士会会長)
  • 大川 弥生(国立長寿医療センター研究所 生活機能賦活研究部部長)


参加申し込みについて

 参加自由ですが、準備の都合上、必要事項(所属・氏名・TEL・FAX・E-mail)を御記入のうえ、
下記宛へE-mailもしくはFAXにてお送り下さい。


宛先 〒474-8522 愛知県大府市森岡町源吾36-3
国立長寿医療研究センター 研究所 生活機能賦活研究部
担当 工藤、藤井
TEL 0562-44-5651(内線 5613、5614)
FAX 0562-44-9163
E-mail a-fujii@nils.go.jp     ※なるべくE-mailにてお申込下さい

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