障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、障害のある人々の社会における「完全参加と平等」や「ノーマライゼーション」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。

19年12月19日更新

健太さんはなぜ死んだか―警官たちの「正義」と障害者の命

健太さんはなぜ死んだか―警官たちの「正義」と障害者の命

健太さんはなぜ死んだか
―警官たちの「正義」と障害者の命


もし、その青年が障害者でなかったならば・・・
事件は、同じように起きて
裁判は同じ経過をたどっただだろうか

斎藤 貴男 著
出版社: 山吹書店
発行年月日:2017年7月5日
■税込み1,650円(送料別)
サイズ:四六判・192頁

 2007年9月、佐賀市で、中度の知的障害のある安永健太さん(当時25歳)が仕事から自転車で帰宅途中、不審者と間違われて警官たちに取り押さえられ、路上で命を落とした。警察は「保護」だったと主張したが、遺族は「逮捕」だったとして刑事・民事の両方の裁判で争った。民事裁判では、地域の安全を守る警官は、当然、障害者への接し方を知っていなくてはならず、知っていれば事件は避けられた可能性があったことも争点となった。

 そして2016年7月、障害者権利条約を批准した日本では障害のある人の地域生活移行がうたわれる一方で、優生思想の持ち主によって障害者施設での多数の殺傷事件が起こった。健太さんの事件と10年後の日本の姿から見えてくるものは…。

◇ 目次
まえがき
第一章 事件の発生とその後の経過
第二章 健太さんってどんな人?
第三章 刑事と民事、二つの裁判のゆくえ
第四章 跋扈する優生“思想”に克つ
〈年表〉安永健太さん死亡事件の裁判と障害者福祉をめぐるできごと
あとがき
障害者権利条約(抄)


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