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●解説 江戸時代も後半に入るにつれて、演劇の娯楽化と、出版技術 の進歩もあって、庶民の文化が盛んになります。山田検校の出 現によって、琴は三味線との合奏も可能になってますます浸透 してゆきます。 こうした音楽に不得手で才能に恵まれない部類の盲人達のた めの新しい道を開くことになったのが杉山検校でした。 日本独特の管針を開発した彼は将軍家の御用医師となって 按摩・針の技を権威付け、以後その技が盲人の専業化していく 基を築いたのです。[←←最初] [←前頁] [次頁→] [最後→→]
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