花田春兆(作家)の障害者『えびす曼荼羅』


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ヒルコからエビスへ
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 この『えびす曼荼羅』は、自らも重度の脳性まひをもちながら作家活動を
している花田春兆さんが、障害者の歴史を曼陀羅にしたものです。

● ホームページ化にあたって

 このページは、1993年12月16日に上演された花田春兆さんの『えび
す曼荼羅』を一部カットして収録したビデオを元に作成しています。作品の生
の雰囲気そのままとはいきませんが少しでもお伝えできるようにビデオの中の
絵と大まかなストーリーで構成してみました。
 先々は、音や動画の部分も付け足してゆければいいなぁと思っています。

● 『えびす曼荼羅』のしおり

--- この部分は、オリジナルのビデオテープについているしおりです。 ---

 この『えびす曼荼羅』は、花田春兆著『日本の障害者・今は昔』をもとにコ
ンピューターアート『日本障害者文化史絵巻』とコンピューター音楽による
交響詩曲『えびす曼荼羅』とで構成されたものです。

 これは日本の障害者の辿ってきた歴史であり、盲人を始めとする多くの障害
者たちが日本の文化に、いかに大きな功績を残してきたか、の歴史でもありま
す。
 文学の発祥とされる語り部、琵琶から琴・三味線と変遷しながら芸術音楽の
主流を形成し続けた人々、そして優れた文学者たち、日本の文化はこれらの人
々によって支えられてきたのです。
 もちろん、これらの人々が現実的に恵まれていたわけでもなく、他の障害者
が暗い生涯を送っていたことは疑えない事実でしょう。が、この『えびす曼荼
羅』が敢えて積極的に明るさへ目を向けたのは、ともすれば、障害者を単なる
弱者・無能力者としてしか見ない、見ようとしない一部の傾向に対してのささ
やかな抵抗なのです。
 併せて、現在のヒルコたちが、エビスに転生し、復活すること、真の意味で
リハビリテーションすることを願う限りでもあります。こうした意図をお汲み
取りの上、ご鑑賞いただければ幸いです。

          --- 制作・販売 --- 障害者の芸術を顕彰する会

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