障害の種別や立場、考えの違いを乗りこえ、障害のある人々の社会における「完全参加と平等」や「ノーマライゼーション」の理念を具体的に実現することを目的として、各種事業を全国的に展開しています。

20年7月6日更新

太田 修平

太田 修平さんの写真

理事/政策委員長

障害者の生活保障を要求する連絡会議 参与(事務局担当)

 コロナ禍という新しい状況を迎え、生命の恐怖、様々な制限の中で、私たちは暮らしていかなければなりません。常時介助を受けながら私は毎日を送っています。最近は社会参加とは真逆のステイホームの毎日です。障害者問題の基本は差別問題です。
 アメリカではコロナ禍と共に、黒人差別への抗議のうねりが全米各地で広がりをみせています。歴史や社会的背景、そこからくる相互の強い不信感など、差別がいかに根深いものであるかをあらためて思い知らされます。私たちは、自らと異質な存在を差別するという、人間にひそむ意識としっかり向き合う必要があります。「障害」への差別を解決していこうとするならば、他の分野にも目を向ける必要があります。自分も誰かを差別しているかもしれません。「withコロナ」の時代ですが、「anti差別」を忘れたくありません。

                       (おおた しゅうへい)        

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