21年3月26日更新
今年は「完全参加と平等」をスローガンに掲げた国連・国際障害者年(1981年)から40年。この間、"障害者権利条約"が国連で採択され(2006年)、日本も締約国になりました(2014年)。権利条約は、障害のある人の権利保障運動の大きな羅針盤となっています。権利条約を背景に、団体間の協力・共同による施策改善を求める運動が活性化し、自立支援法違憲訴訟団と国との「基本合意」、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会の「骨格提言」と、当事者参画による公文書が生まれました。これを握って離さない決意をもって運動を継続していくことが大切です。
しかし、障害のある人の権利はどこまで保障されたでしょうか?「基本合意」「骨格提言」後の10年では、やまゆり園事件、優生保護法被害や中央省庁の障害者雇用水増しの発覚、身体拘束や虐待の多発など、障害のある人の権利侵害、差別・排除が看過できない社会問題となっています。
これら事件や問題を風化させることなく、いまを生きる障害のある人の暮らしと尊厳を保障するため、国民的な理解と共感を得られる施策が実現した未来を見据え、歴史に学びながら現在の課題に向き合った新たな取り組みを進めていくことがいま、必要です。
タイトル |
JD40 周年記念企画 2020 年度【オンライン】<連続講座> -国際障害者年40年- 障害者の権利はどこまで保障されたのか! 障害者権利条約・基本合意・骨格提言をにぎって離さない新たな運動を! * Zoomウェビナーにより行います。 |
日時・内容 |
◆第1回【 終了しました 】 日時:2021年1月23日(土) 13時~15時 〇藤井 克徳(ふじい かつのり) 日本障害者協議会代表 国際障害者年40年 『障害者施策と運動の歩みを検証する 目の当たりにした出来事、たくさんの学び、そして向かうべき方向は』 第1回概要版レジュメ(藤井克徳・予告版)はこちらから。 ◆今を生きる障害者に学ぶ:優生保護法被害訴訟原告 ◆第2回【 終了しました 】 日時:2021年2月6日(土) 13時~15時 〇藤岡 毅(ふじおか つよし) 障害者自立支援法違憲訴訟弁護団事務局長 『 「基本合意」「骨格提言」10年 -2つの公文書の意義を今、あらためて共有しよう 』 ◆今を生きる障害者に学ぶ: 自立支援法違憲訴訟広島原告 秋保 喜美子(あきやす きみこ) ◆"藤岡弁護士に聞いてみよう!"コーナーで質問する4人のプロフィール(五十音順) ○池澤 美月(いけざわ みつき)(東北大学教育学部2年) 強制不妊訴訟不当判決にともに立ち向かうプロジェクト所属。差別や優生思想を乗り越えるため幅広い活動をしている。 ネット署名: 国に対して被害者への謝罪と補償を求める http://chng.it/wqSbSGK6VN 仙台高裁に公正な判決を求める http://chng.it/X42q7hL29c 関心のある方はツイッター @confrontproject のDM またはメールconfront.project.tohoku@gmail.com ○近藤 史一(こんどう ふみかず)(筑波技術大学4年) 生まれつき聴覚障害を持っており年々少しずつ聴力が衰えている。将来は、福祉コミュニティや聴覚障害者支援などを勉強したいと考えている。日中友好協会、JIPSC(日本・イスラエル・パレスチナ学生会議)、手話サークルなどに所属。 ○酒井 七海(さかい ななみ)(立教大学大学院 コミュニティ福祉学研究科 博士前期課程1年) 研究テーマは「『認められない病』を抱える人が福祉的支援にたどり着くプロセス」。2011年に接種したHPVワクチンの副反応により障害者となり、電動車椅子ユーザー。HPVワクチン薬害訴訟 全国原告団代表。 ご参照ください⇒ HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団 https://www.hpv-yakugai.net HPVワクチン東京訴訟支援ネットワーク https://hpv-yakugai-shien.net ○山森 一希(やまもり かずき)(筑波大学大学院 人間総合科学学術院 博士後期課程1年) 専門は、肢体不自由心理学、障害学生支援。トイレや食事といった生活面の介助が必要な肢体不自由者の「助けを求められない心」について研究している。脳性麻痺の当事者。 ◆第3回【 終了しました 】 日時:2021年3月13日(土) 13時~15時 ◆パネルディスカッション◆ 『今を生きる障害者-障害者権利条約を力に!』 【 それぞれの障害の経験から 】 〇寒川 吟子(はらからの家福祉会ライフパートナー(ピアサポーター)) 〇土本 秋夫(北海道本人活動・当事者運動連絡協議会北風の会事務局長) 〇篠原 三恵子(筋痛性脳脊髄炎の会理事長) ■コメンテーター: 木村 英子参議院議員※新型コロナに感染し自宅療養中のためご出席が叶いませんでした。 ■コーディネーター: 藤井 克徳(JD代表) 増田 一世(JD常務理事) ★情報保障あり(要約筆記、手話通訳、要約版点字資料) ▼下記画像をクリックすると詳しいチラシがダウンロードできます。 テキスト版のチラシはこちらから。 わかりやすい版のチラシはこちらから。 |
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定員 | 500人(どなたでもご参加いただけます。定員になり次第締め切ります。) | 受講料 | 1講座につき1,500円(3回連続の場合は4,000円) 学生は1講座500円です。 【 支払い方法 】 ※以下のいずれかの口座に、受講する講座の前日までご送金をお願いします。 ◆郵便振替口座 00120-2-70876 口座名義 日本障害者協議会 ◆ゆうちょ銀行(当座)〇一九店 70876 口座名義 日本障害者協議会 ◆巣鴨信用金庫 早稲田支店 口座番号 (普)3116627 口座名義 トクヒ)ニホンショウガイシャキョウギカイ ※ご欠席時の払い戻しはいたしません。 |
主催 | 認定NPO法人日本障害者協議会(JD) |
お問合わせ・お申込み先 |
《お申込みから参加までの流れ》 ▼下記よりWEBフォームからお申し込みいただけます。 フォームからお申し込みいただきますと、直後にご記入いただきましたメールアドレス宛に受付完了の自動配信メールが届きます。 ● WEB申し込み ↓ ● メールアドレスまで配信URLをお知らせします ↓ ● 当日参加 ▼メール・FAX・電話でのお申し込みも受け付けしております。 日本障害者協議会(JD)事務局 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 電話:03-5287-2346 FAX:03-5287-2347 Eメール:office@jdnet.gr.jp ▼WEB申し込み以外をご利用の方は、下記をJD事務局までご連絡ください。 ①受講される講座(第1回、第2回、第3回) ②郵便振込用紙の郵送を希望する・しない ③講座2質問コーナー「藤岡弁護士に聞いてみよう!」で質問を希望する方は、質問を希望される動機や質問の概要を短くお書きください。(大学生・大学院生に限定させていただきます。)※質問の募集は終了しました。 ④お名前(ふりがな) ⑤ご所属団体(ある場合) ⑥メールアドレス ⑦ご住所 ⑧携帯番号(zoom接続などの確認事項が生じたときの連絡のためお知らせください。) ⑨障害による必要な配慮(要約筆記、手話通訳、点字資料要約版、テキストデータ) チラシ2枚目の申し込み用紙もご利用いただけます。 日本障害者協議会(JD)事務局 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 電話:03-5287-2346 FAX:03-5287-2347 Eメール:office@jdnet.gr.jp |
★これまでの連続講座はこちらからご覧いただけます。
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