日本障害者協議会 主催
新10年推進フォーラム2000
開催のご案内

新世紀へのカウントダウン!
−どうなる日本の障害者施策、どうする日本の障害者運動−
   
日 時 2000年12月8日(金) 10時から16時30分
会 場 全社協・灘尾ホール(東京都千代田区3−3−2 新霞が関ビルLB階) 会場地図(準備中)
参加費 3000円(当日4000円) ※介助者は無料
定 員 400人(手話通訳・要約筆記、点字プログラムあり)

 本年4月、日本障害者協議会(JD)はその前身である国際障害者年日本推進協議会の結成から数えて20年を迎えるに至りました。国際障害者年(1981年)とこれに続く「国連・障害者の10年」(1983年〜1992年)「アジア・太平洋障害者の10年」(1993年〜2002年)は、新鮮で説得力のある理念を豊富に導入するきっかけとなり、また国際交流を飛躍的に加速させることとなりました。こうした動きと相まって、国内においても新たな潮流を見ることができます。障害者基本法の改正や障害者プランの策定、成年後見人制度の創設、欠格条項見直しの動きなどは、その代表的なものです。
 しかしながら、欧米の国々と比べて、また、障害のある人々が置かれている実態や個々人のニーズに照らしてみるならば、基本問題の大半が積み残しの状態にあるといって差し支えないでしょう。とくに、所得保障や家族(扶養義務)制度、障害認定・等級制など、とくに稼得能力の低下した人々の自立といった中心テーマの実現については、残念ながら今世紀内の決着を見ることが難しい状況にあります。
 21世紀を見据えた今世紀最後の開催となる本フォーラムは、あらためて政策面を中心にわが国の障害分野がどの程度まで到達しているのか新世紀初頭に継承すべき基本的な課題として何があげられるのか、これらを欧米との比較を交えながら論究していきたいと思います。また、大きな流れとなっているいわゆる「IT(情報通信技術)革命」について、障害分野からこれをどう捉え、いま何をなすべきかについても深めあいたいと思います。

■後 援(申請中、順不同)

総理府障害者施策推進本部
厚生省
労働省
文部省
郵政省
運輸省
社会福祉法人全国社会福祉協議会
社会福祉法人日本身体障害者団体連合会

■プログラム(敬称略)

10:00   開会宣言、式典(主催者あいさつ、来賓あいさつ、感謝状贈呈)
11:15   記念講演「IT革命と社会福祉」
古川 享(米国マイクロソフト社コンシューマ担当バイスプレジデント)
12:15   昼食
13:15   基調講演
「国際障害者年以降の障害者運動の総括と今後の展望」
調 一興(日本障害者協議会代表)
14:00   記念シンポジウム
「欧米の障害者政策からみた日本の到達点と課題」

<シンポジスト>
・F. シュローダー(教育省リハビリテーション庁長官/アメリカ合衆国)
・R. ジェイコブス(サンディエゴ大学教授/アメリカ合衆国)
・K. エリクソン(ウプサラ大学教授/スウェーデン)
※他に日本側シンポジスト3名を予定

<司 会>丸山 一郎(埼玉県立大学社会福祉学科教授) 
16:30   閉会あいさつ

■申込方法

参加申込書に必要事項(参加費、昼食費は希望内容を○で囲み、合計金額を記入してください)をご記入のうえ、ファックスまたはEメールでお送りください。なお、参加費が振り込まれた時点でお申し込みの受付とさせていただき、参加券を発送いたします

<金融機関>巣鴨信用金庫 小竹向原支店 普通預金0066826
(口座名義)日本障害者協議会 代表 調 一興


<郵便振替>00120−2−70876

■申込締切

12月1日(金)

■その他

(1)ご昼食はお弁当のご予約(1000円)をお受けします。
(2)駐車場は新霞が関ビル地下にございますが、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
(3)取り消しについて
   お電話またはファックス、Eメールにて、
   事務局までご連絡ください。

   ※8日前まで … 
      全額ご返金いたします
      (振込手数料はご負担ください)。
   ※7日前以後 … 
      ご返金できませんので、当日資料の発送を
      もって替えさせていただきます。

■申込先・問い合わせ

日本障害者協議会 事務局(担当:坪松依田

TEL. 03-5995-4501 FAX. 03-5995-4502 
E-mail: office@jdnet.gr.jp

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   電子メールでお申し込み

   FAXでお申込み

■講演者略歴

古川 享(ふるかわすすむ)さん 
米国マイクロソフト社 コンシューマ担当バイスプレジデント

1954年 東京都出身。
1978年 和光大学人間関係学科中退。
1979年 株式会社アスキー入社。出版、ソフトウェアの開発事業に携わる。
1982年 同社取締役就任。
1986年 株式会社アスキー退社と同時にマイクロソフト株式会社設立、初代代表取締役社長に就任。
1991年 同社代表取締役会長に就任。以来、米国マイクロソフト社極東地域担当シニアディレクターを兼務し、マルチメディア関連から家庭市場を見据えたコンシューマ戦略まで、極東地域における先端技術の開発に従事。
2000年4月 米国マイクロソフト社コンシューマ戦略担当バイスプレジデントに就任。

■欧米のシンポジスト略歴

○ Dr. Fredric Schroeder Ph. D(フレデリック・シュローダー博士)
 米国クリントン政権1期目(1994年)から、「教育省リハビリテーション・サービス庁」の長官(第9代)をつとめる。リハビリテーション法に基づく連邦政府の諸サービスの実施と、全米の障害者施策の評価や調査研究に関する責任者である。
○ Dr. Ron Jacobs(ロン・ジェイコブス博士)
 米国サンディエゴ州立大学「管理・リハビリテーション・教育学部」教授。大学内の「ろう・難聴・失聴者リハビリテーションプログラム」の責任者も兼務。就労問題を含め障害者の社会参加推進に関する調査研究を推進している。
○ Dr. Kent Ericsson(ケント・エリクソン博士)
 スウェーデン国ウプサラ大学教育学部教授。リサーチ心理学者として、障害問題についての調査研究をヨーロッパ各国の広範囲に実施、各種の報告をしている。スウェーデンの実施する国際協力のコンサルタントとして世界的にも活動中。(著書「脱施設化と地域生活(1996年)」は日本でも出版)