●最新のニュース20020927
第5回目となる「新しい障害者基本計画に関する懇談会」(懇談会)が、来月2日(水)、内閣府において開催されます。第1回(6/4)に提出された日程案によれば、全9回が予定され、12月中を目処に閣議決定することから、今回の懇談会は全体の「折り返し点」といえます。
第3(8/6)、4回(9/4)では、事務局より「新障害者基本計画骨子(素案)」及び「分野別施策の基本的方向骨子(素案)」が提案され、新しい障害者基本計画の全体像が示されました。しかし、「関係省庁とのすり合わせは済んでいる」(内閣府事務局発言)こともあってか、全体として既存の計画の枠組みを超えるような「新鮮味」や「期待」が感じ取れず、この間各委員から出された意見(意見書)についても、果たしてどのように反映されているのか、わかりにくいものとなっています。
・基本的考え方骨子(素案)(PDF形式)
・分野別施策の基本的方向骨子(素案)(PDF形式)
この懇談会は、「内閣官房長官決定(2002年5月29日)」により設置されたものですが、その「趣旨」には「障害のある人等関係者の意見を聴取する」とされているように、「意見を聴取」はしても「反映する」とはなっておらず、まさに趣旨通りの懇談会である感を否めません。
こうした状況を踏まえながら、本協議会では今回の懇談会開催に際し、あらためて「重要課題」を提起するため、昨日24日、次の意見書を内閣府に提出しました。
・新障害者基本計画「分野別施策の基本的方向骨子(素案)」に対する意見(2002年9月24日)