●最新のニュース20020612
各種法案の国会審議が山場をむかえている中、さる6月11日、衆議院総務委員会が開催され、郵政関連法案に係る参考人質疑(午前)と小泉総理(午後)に対する質疑が行われました。
先般、日本身体障害者団体連合会、日本盲人会連合、全日本ろうあ連盟、本協議会、全国社会福祉協議会、日本障害者リハビリテーション協会の6団体により「第三種・第四種郵便制度を維持する障害者団体連絡会」(連絡会)を組織し、小泉総理、片山総務大臣等に緊急要望書を提出する共同行動を行いましたが(報告記事)、その後も、関係議員との懇談や国会傍聴に入る等の行動を続けており、11日も午後の質疑には、次のメンバーにて傍聴に入りました。
当日は、小泉総理の人気を反映してか、報道関係者が非常に多く、傍聴席も立ち見がでるほどの混雑ぶりでした。しかし、質疑の中心は「郵政公社」をめぐる民営化問題に終始し、第三種・第四種郵便問題については、荒井広幸議員(自由民主党)や重野安正議員(社会民主党)がわずかに触れる程度で、片山総務大臣からは「料金の設定については、郵政公社の自主的、弾力的経営の観点から考え、郵政公社が決定する問題である」との一点張りで、前回の委員会とほぼ同様の答弁しか聞くことができませんでした。
<傍聴者>
笹川吉彦(日本盲人会連合)、高柳周子(日本盲人会連合)、大杉 豊(全日本ろうあ連盟)、矢野耕二(東京都聴覚障害者連盟)、小川加代子(全日本ろうあ連盟:手話通訳者)、岡安澄子(全日本ろうあ連盟:手話通訳者)、安達勇二(復生あせび会)、江上義盛(全国精神障害者家族会連合会)、中村英治(きょうされん)、川島ちひろ(日本身体障害者団体連合会)、木村尚行(日本身体障害者団体連合会)、坪松真吾(日本障害者協議会)
※本協議会の正会員である「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会(吉本哲夫会長)」からも、別途、障害当事者を中心とする多数の傍聴者が参加しました。