●最新のニュース20040123「重大な触法行為をした精神障害者の処遇に関する法律案(仮称)の概要」に関して、要望書を提出
1月22日、障害8団体(日身連、JD、DPI、日盲連、ろうあ連盟、脊損連合、育成会、全家連)は、厚生労働省障害保健福祉部村木企画課長と懇談した。
これは、1月16日に塩田障害保健福祉部長から「介護保険と障害者施策の統合化に向け団体と定期的な意見交換の場を設け、施策に反映させたい」との提案があり、団体としての態度を明らかにする場としての話し合いであった。
村木課長もこの日「介護保険は法律で見直し規定があり、被保険者の対象など、検討していかなければならないことになっている。障害者を含むかどうかも検討課題となっており、障害者団体の意思を聞かなければ進めることは難しい」とした。
各団体とも、介護保険への統合に賛成あるいは反対の姿勢は現時点では示していないものの「不安である」「財政が厳しいからこのような提案があるのではないか」などと指摘し、様々な角度からの意見が出た。
しかし、「情報交換は必要」や「脱施設など障害者施策全体の見直しにつなげていく機会になれば」という考え方で、定期的に団体と厚労省が勉強会をしていくことで合意した。