●最新のニュース20010803

地域医療の充実などを求め、
与党及び自民党PTに緊急要望行う

 先の大阪・池田小学校殺傷事件以降、「触法精神障害者」問題をめぐり、政府部内や与党、自由民主党内での議論が急展開しており、与党及び自由民主党の各プロジェクトチームでは、今週末から来週はじめの会合において、一定の方向性がまとめられるとのことです。

 本協議会では、先日7/23、精神障害に関わる正会員関係者による「触法精神障害者問題に関する意見交換会」を開催、各団体での声明文提出などの活動状況の報告や情報交換を行いました。その際ご出席いただいた滝沢武久氏(八代英太衆議院議員秘書)から、与党及び自由民主党の「心神喪失者等の触法及び精神医療に関するプロジェクトチーム」(PT)の状況をうかがい、本協議会として早急に各議員への働きかけを行うことになっていました。

 その後、太田政策委員長を中心に緊急要望書を作成し、昨日8/2、太田政策委員長、大友企画・障害者の日副委員長を中心に、意見交換会に出席いただいた大塚淳子氏(日本PSW協会全国理事)、桜庭孝子氏(きょうされん精神障害部会長)と事務局の6名で衆・参議院会館をまわり、要望書を提出してきました。

 各議員は何方も不在でしたが、本日8/3午前、保岡興治議員(衆・自民、元法務大臣)から事務局に「小泉内閣のもとで、基本的には要望項目に沿うかたちで検討を進めています」との電話連絡がありました。

 なお、全国精神障害者家族会連合会(古屋治男会長)においても、同PTの各議員に対して次の意見書を提出しておりますので、併せてご一読ください。

●日本障害者協議会「精神障害者政策に関する緊急要望書」
●全国精神障害者家族会連合会「心神喪失者の触法問題及び精神科医療の充実について」


<参考>心神喪失者等の触法及び精神医療に関するプロジェクトチーム(PT)
○与党PT
持永和見議員(衆・自民)、山本幸三議員(衆・自民)、佐藤剛男(衆・自民)、漆原良夫議員(衆・公明)、山下栄一議員(参・公明)、福島豊議員(衆・公明)、小池百合子議員(衆・保守)、松浪健四郎(衆・保守)

○自由民主党PT
(衆議院)熊代昭彦議員、津島雄二議員、長勢甚遠議員、保岡興治議員、塩崎泰久議員、八代英太議員、石破茂議員
(参議院)佐々木知子議員


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